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3分くらい全力でバタフライした後は、力を抜いてプカプカと川に浮かんでボーッとしていた。
あぁ、気持ち良いなぁ。
流し素麺で流される素麺の気分が分かった気がする。
もしくはその辺の水溜まりに捨てられたビニール袋の気分。
どっちも分かりたくねぇ(笑)
そう言えば……この世界に初めて来た時も、川でこうやって泳いでたんだっけな。
それで辰本君と出逢って、小説のジャンルがラブコメに変わって。
(※変わっていません)
アレはビックリしたなぁ。
まぁ川で全裸の人と遭遇することなんてブリーチでチャドの霊圧が消えないくらい低い確率だよね。
例えが既に微妙だけど、そうそう何回も遭遇しないよね。
そう思っていた時期が(ry
ゴンッ
「いてっ!」
んんん!!?
今何かに頭をぶつけた!?
特に目立った岩とか見当たらない川で浮かんでただけなのに!?
こっ、これは……まさか!
あの日のデジャブ!?
と言うことは……今私の後ろには同じように頭をぶつけてビックリしているイケメンが……!
(※イケメンとは限りません)
これはwktkせざるを得ない!
私はぶつけた頭を押さえながら、バッと後ろを振り向いたら。
「たっ……助けて……」
「…………」
見た感じ同年代っぽい女の子が、全裸で溺れかけていた。
もはや半分くらい水死体。
どうしてこうなった。
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