狗猫曰く萌えよ鎖骨

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「森で迷ったって言ってたけど、そもそも何で森で迷ってたの?」 川で全裸で溺れるためにわざわざ森までやって来る馬鹿ではないと信じたい限りだ。 「あー……ちょっと野犬とか薬草とかを探してたんだよ。 アタシ身寄りが無いから、自分で食べ物を確保しなきゃなんだ」 ほほう……感心な子じゃないか。 まな板とか言ってゴメンよ。 と言うことは、アレかな? 若葉もギルドの傭兵なのかな? 「若葉もギルドの傭兵なの? 実は私、辰本っていう傭兵の人と旅してるんだけど、知ってる?」 「いや、アタシはギルドとは契約してないからさ。 辰本って人も知らないよ」 へー、そんな人もいるんだ。 てっきり旅人は全員ギルドと契約結んでると思ってた。 そっちの方がクエストとかでお金稼げるらしいから得なのに。 「そんなことよりさ、犬飼! 旅してるってことは、街まで行きたいんだろ? アタシも連れてってくれよ!」 (´・д・)エー まさかこんなタイミングで仲間が加わるとは……辰本君にハーレムなんて似合わないんだよ! しかしそこは女神様もビックリの優しさの権化こと狗猫ちゃん。 つるぺたっ子が困っているのなら手を差し伸べてあげましょう。 「よし、私に任せておけ! 辰本君に頼んでみるよ!」 「あーでも、いきなり過ぎるから断られるんじゃ……?」 「大丈夫、辰本君も男の子だからパンチラしたらイケるよ!」 「そ、そうなのか……!? なら2人いるし大丈夫だな!」 「じゃあ早速行こう!」 マジでキレられる5分前。
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