狗猫曰く萌えよ鎖骨

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  「…………おい」 「…………」 「…………」 え? 今の状況? 明らかに苛立ってる辰本君の前で2人して正座してるだけですよ。 別に全然何か悪いことしたとかは無いから絶対無いから、うん。 …………何かもう、サーセン。 「……何か言い訳は? さっさと口開け、アホ2人」 ……(;;^ω^) 「えーと……あのですね。 若葉が森で迷ってるらしいから、街まで連れて行ってあげようかと考えまして、じゃあまず辰本君に話を通さなきゃと思っただけで」 「あぁ、そこまでは正しいな。 じゃあ釣りしてる俺を2人で川に突き落としたんは? んなことする必要はあるんか?」 「それは……犬飼が悪いんだよ! 『クールぶってるイケメンが川に落ちるシーン見たくない?(笑)』とか言って無理矢理……バレてもパンチラしたら大丈夫って……」 「ちょっ、若葉ー! 仲間を売り飛ばすなよー!」 「犬飼……お前なぁ……!」 「いや待って辰本君、そもそも私1人に罪を擦り付けようとしてる時点で若葉も同罪って言いますかこういうのは2人共に責任があるマジでごめんなさいちょっと待っアッーー痛い痛い痛い痛い!!」 畜生……何で私だけ手首(両手)を捻られなきゃならないんだよ! 確かに唆したのは私だけど、若葉だってノってきたじゃんか! 私が手首を押さえながら悶絶していると、若葉が改まって辰本君にバッと頭を下げた。 「頼むよ、辰本さん! アタシも連れてってくれ!」 「却下」 即答すぎワロタ(笑)
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