魔法少女いぬか☆ネコカ

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「チッ……そこの金髪野郎といいドチビ女といい、ムカつくぜ。 ちょっとハジメさんに注目されたくらいで調子に乗ってんのか?」 ハジメさん? えっと…………誰? 金田一家の長男とか? あっ、九十九さんの名前だわ(笑) 「ちょっと待って、ショタ男。 アンタ九十九さんの知り合い?」 「誰がショタ男だ、誰が! 知り合いなんて温い関係じゃねぇ……俺とハジメさんとは、鎖より強い絆で繋がってんだ」 や、止めろ! そんな言い方は止めるんだ! 今この小説を呼んでる腐女子達に在らぬ妄想を持たれて受けとして薄い本デビューしてしまうぞ!? (※完全にコイツの偏見です) 私が少年の行く末を不安に感じていると、少年はビッと指を自分に向け、キメ顔で言い放った。 「俺は海山行人(ウミヤマ ユキト)! ギルド最強のDランクで、ハジメさんの一番弟子だぜ!!」 な、何だってー!? ギルド最強……まさかこんなにも早くラスボスと対峙することっていやいやいやいやいや。 Dランクってお前! 下から3番目かよ! どこがどう『最強』だよ! 「ユッキー、ちょっとちょっと」 「勝手にアダ名を付けんな!」 「ギルド最強って言ったよね? でもアンタDランクじゃない? ねぇどうなの? 馬鹿なの?」 うん、最後の一言は自分でも余計だったと思う。 反省はしてみたい。 「テメー……ナメやがって! 俺はなぁ、そこの金髪なんかより何倍も強いし、ハジメさんからも頼られまくってんだからな!」 はい、地雷踏みましたー(笑)
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