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夕食を済ませた後、宿屋に到着。
ちなみに夕食は肉をメインとした洋食っぽい感じのコースだった。
ロイヤルホ○トのステーキコースみたいなものだと思ってね☆
と言う情報はさて置き、辰本君が案内された部屋に入って真っ先にこの一言を呟いた。
「何で相部屋なんじゃ……」
盛大に溜め息を吐いて、更に肩をガックリと落とす辰本君。
そんなに嫌か。
「えー別にいいじゃん、その方がお金の節約にもなるでしょ?」
「まぁ確かにな…………チッ」
おい、舌打ち聞こえたぞ。
ピチピチ(死語)女子高生と一緒の部屋で寝るなんて、健全な男の子なら喜ぶのが当たり前だろうに。
さては辰本君、DTだな?
サーセン。
「よーし辰本君、今から何する?
あっ、ナニするのはNGね!」
「黙れ、俺は疲れたから寝る」
「えー(まどか風)」
ノリ悪いなぁ……でも疲れたなら仕方無いか、うん。
クエストで疲れたのか私に疲れたのかは聞かない方が良さそうだ。
まぁいいや、私も寝よっと。
「辰本君、ランプ消すねー」
「おー……」
既に半分くらい寝ている辰本君。
消灯して寝静まった頃合いを見て暗がりに紛れて……フヒヒ(笑)
はいはい自重課長。
ランプの火をフッと吹き消すと、部屋は真っ暗になった。
くっ、寝顔が見れない……!
変に起こしたら明日が怖いので、大人しく寝ることにした。
────ユッキーが最後に言った言葉が、頭の奥で鳴り響く。
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