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(────ハッ!)
(゜ロ゜)←こんな感じで起きた。
Good morning!
……と言いたいところだが、窓の外を見ると明らかに夜中という。
無駄に早起きしすぎた。
しかし……さっきの夢。
結局また肝心な部分だけ聞けずに目覚めてしまったけど、少しだけ世界のシステムを理解出来た。
そして、おそらくはさっきの夢が2回目の『覚醒』。
次にあのストーカー神官と会ったその時に、私は──
(──ん……あれ?)
そこまで考えたところで、思考は別の事象に疑問を抱いた。
いや、何かね、身体を起こそうとしてもね、動かないと言うかね。
何と言うか、これって……
誰かに馬乗りにされてね?
「ちょっ……えぇ!?」
何なの、この展開!
強盗? 夜這い犯?(※違います)
身体を何とか動かそうと抵抗していると……月明かりに照らされて『ある物』が見えた。
私の胸元を目掛けて勢い良く振り下ろされた──ナイフ。
「──だが断るっ!!」
「っっ……!!?」
しかし、そこは空気を読む気など微塵も無い狗猫ちゃん。
ナイフを握る犯人の手首を掴み、寸前で動きを止めた。
巧く身体を捻り、犯人ごとベッドから転げ落ちる。
ようやく犯人のナイフに刺されるという危機から脱出出来た。
まぁ、ピンチに変わりは無いが。
暗い部屋の中、犯人と対峙する。
(力は大して強くない。
逃げられる前に……倒す!)
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