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「…………」
「…………」
「…………」
⊂( ^ω^ )⊃←今の私のポーズ
うん……あのですね、恥ずかしい台詞を言った後の沈黙は中々くるものがあるから、何でもいいから誰か喋ってくれませんかね。
ポーズ崩す機会をください。
いっそのこと開き直って「うー!にゃー!」とか叫んでやろうかと決意を固めつつあると、真っ先にオッサンが沈黙を破った。
「ハッ……嬢ちゃん正気か?」
だからいい歳してチーム作ってるオッサンに正気を疑われる筋合いなんか無いと(ry
「そいつは自分が苦しみたくない一心で、無実の他人まで傷付けた卑怯者だぜ?
そんなイカれ女と『友達』?
ただのドMとしか思えねぇなぁ」
「苦しみたくないって思うことを卑怯だなんて、私は考えない。
無実の人を殺すお前の方が数百倍卑怯者だよ、バーカ!」
仮に若葉が卑怯者でも、私の方が遥かに卑怯な自信はある。
相手に干し肉投げ付けたりとか。
そして私はドMじゃない。
(自称)ソフトMだ。
オッサンをキッと睨み付けて反論すると、オッサンは口の端を更に吊り上げて睨み返してきた。
怖いが4割、キモいが6割かな。
「まっ……嬢ちゃんが若葉をどう思おうが勝手だ。
どうせ若葉は壊れちまってる。
人形に仲間意識を押し付けたって無駄だと思うがねぇ?」
「だから、若葉は人形じゃ──」
「 う る せ ぇ 」
──腹の底から怒気を練り込んだその言葉は、その場にいる全員の思考を停止させた。
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