狗猫の大冒険

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「さ……つまらん話は終いじゃ、そろそろ出発するぞ」 女の子との会話を「つまらん」で切り捨てちゃうイケメン辰本さんマジパねぇッス。 コイツ絶対合コン連れて行ったら失敗するタイプでしょ。 て言うか、もう出発するんだ……せっかく綺麗な川が流れてる良い環境なのに…… せめて鎖骨だけでも(ry 「辰本君やーい、そんなに急いで出発しなくてもいいじゃんかー」 「ならお前だけ残っとけ」 生粋のドSだ、この御方。 「何か理由あるんでしょ? なら言われなきゃ分からないよ、私お馬鹿さんだから」 「…………」 「あっ、それともアレ!? 『黙って俺に付いてこいよ』的な決意の表れ!? いやぁさすが辰本君萌えるねぇ」 「…………」 「たーつーもーとーくーん!!」 「…………」 (´・ω・`)…… 全部スルーですか…… 「……理由なら、一応ある」 「キャアァァァァァアッ!!! シャァァベッッタァァァァァァァァァァァァァァアッ!!!!!」 「やっかましい!」 失敬、取り乱しまみた。 だって辰本君いっつも話し出しが急すぎるんだもんなぁ。 まぁいっつもって言っても会ってまだ2時間も経ってないけどね☆ 「で、その理由って何?」 「……ある人に会いに行く」 「浮気か、このスケベ」 「死にさらせ」 たった26ページで主人公が相方から死刑宣告(らしきもの)喰らう小説なんてあるだろうか? いやある筈がない(※反語) 誰か……頼むから辰本君の性格をもっと良くしてくだしあ……
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