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────何故?
何故、私は死んでしまったのか?
……いや、何故私が死ななくてはならなかったのか?
何も無い空間、白いのか黒いのかすらも分からない、でも辺りには点も線も存在しない空間。
そんな場所に今、私は在る。
まず確実に自宅ではない。
こんな無印を極めに極め尽くしたような装飾を施した覚えが無い。
何故、どうして、ホワイ。
疑問や未練だけが頭を支配する。
誰かに教えてほしい、でも相手がいないから1人で呟くだけ。
私は──死んだのだろうか?
「お目覚めかい、天界の巫女?」
ふいに、後ろから声が聞こえた。
私が羨望の眼差しを携えてバッと振り向くと、そこには全身を黒で塗り潰したような漆黒のマントを羽織る男性が立っている。
THE ☆ イ ケ メ ン
「天界の……巫女?」
「そうだ、天界の巫女……つまり君を呼んだのは、この僕だ」
「呼んだ……ってことは、つまり貴様が私に逢いたいが故にわざと事故死させたと言うのか?」
「なんで急に厨二病になったのか気になるけど……その通りだよ。
君に頼み事があってね、コイツで殺させてもらったよ」
厨二病は元からです、サーセン。
男はニヤリと冷笑を浮かべながら私を殺した道具(多分)のノートをヒラヒラと見せ付けた。
それなんてデスノ(ry
でも、頼み事って……?
「……何でそれを私に頼むの?」
「ククク……それはね────」
「君には新世界の神になる使命が課せられているからさ」
どう考えても夢オチです、本当にありがとうございました。
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