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うーん…………誰だろう?
こんな人知り合いにいないと思うけどなぁ、こんなイケメン絶対に忘れない自信あるし。
某バーロー推理漫画の黒酢組織の一員とか?
……いや、それはないか。
──て、あれこれ考えてるけど、本人に聞くのが一番早くね?
そうだよ、そのイケメン目の前にいるじゃん。
「どこかでお会いしましたか?」って聞いたらいいじゃん。
さすが狗猫ちゃん天才!
「えっと、どちら様ですか?
鎖骨触らせてください」
あかん、会話選択ミスったわ。
「いいよ」
いいのかよっ!?
「ま、マジでいいんですか!?」
「鎖骨を触るだけだろう?
そのくらい別に構わないよ」
お、驚いた……まさかこんなにも容易くイケメンの鎖骨が……!
棚からぼた餅ならぬ棚から鎖骨、略して棚さこ。
語呂悪すぎワロタ(笑)
「じゃ、じゃあ遠慮無く……!」
(※しばらくお待ちください)
「ぐふっ……ハァハァ……!
我が生涯に一片の悔い無し……」
「鼻血出てるよ、君」
えぇ、触りましたとも。
5分くらい触り続けましたとも。
ヤバすぎて鼻血出ましたとも。
これだよ……これが夢にまで見たイケメンの鎖骨の感触……!
あぁ、もう私死んでもいいっ!
(※死んでいます)
「…………で、そろそろ僕の話を聞いてくれないか?」
やべっ、すっかり意識が星間飛行してた。 キラッ☆
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