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まだ疑っているのか、マッチョはギロリと私を睨んでいる。
もう怖いを通り越してキモい。
あぁ、このマッチョ(×2)は絶対彼女いないな。
なんて考えていると、マッチョの口から予想外の発言が……!
「お前……まだまだガキ臭いけど中々な上玉じゃねぇか」
(´・ω・`)……
( ゚д゚ )!
「確かになぁ、その辺の変態共に売っ払えば100……いや200くらい堅いんじゃねぇか?」
昭和40年の200万円は、現在の紙幣価値にして2000万円である。
待て待て、アカギのナレーションしてる場合じゃないぞ私。
どうやら目の前のマッチョ、私を一部の変態(多分ロリコン)に金で引き渡すつもりらしい。
200ドルなのか200ペソなのかで、私の価値が劇的に変わりそうだ。
うん、そろそろ真面目になろう。
これは洒落にならんでしょ。
何? 何なの?
この小説は官能に走るの?
R18規制掛けられたいの?
心なしか、マッチョ共の顔も少しにやついている。
どうやら本気っぽいね、これ。
「ちょっ……ストップ!
いや私を売り飛ばしても全然金にならないですって!
だってほら、アレですよ!?
猛毒持ってますよ私!?」
自分でも後半は意味不明だった。
反省はしていない。
まぁいい、ヤケクソだ!
とりあえずマッチョ共の色眼鏡を逃れなくては……
「ほほぅ、猛毒ねぇ……?
なら俺達で味見して安全かどうか確認しなくちゃなぁ?」
更に悪化したぁぁぁぁぁっ!!!
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