945人が本棚に入れています
本棚に追加
「クチャクチャクチャ…………ゴクン。
さぁて、自身と金的が惜しければその少年を離してもらうよ!」
ようやく強敵(干し肉)との決着が着いたので、改めて決めるとこをビシッと決めた私。
ヤクザ顔2人は突然の私の登場に不穏な影を察したのか、やや警戒している様子だ。
「クソガキが……何モンだ!?」
「強いて言うならデジモン派」
「何だと? どういう意味だ!」
どういう意味でもねぇよ(笑)
「こっちを撹乱させようって魂胆だな、ふざけやがって!
おいクソガキ、名を名乗れ!」
「犬飼嶺子……探偵さ」
「何ィ、探偵だと!?
しゃしゃってんじゃねぇぞ!!」
だからさっきからネタにマジレスしてくるなと(ry
駄目だこのヤクザ顔……さっきのマッチョ三連星と比べて面白味が微塵も感じられない。
いや、ある種面白いかもだけど。
しかし……困った。
ページ数的にも早めに倒して次に進みたいところだけど、まだあの少年が巻き込まれている。
もし人質に使われでもしたら……少々危ういかもしれない。
さて、どうするべきか……?
(※脳内会議中)
────決まった。
「そうだ、京都に行こう!!」
私がそう叫んだ瞬間、ヤクザ顔が2人揃って意表を突かれた表情で呆気に取られている。
「おいクソガキ、何言って──」
「チェストォォォォォッ!!!」
その隙を逃さず、私はポケットに忍ばせておいた切り札(干し肉)をヤクザ顔2人の顔面に投げ付け、視界を塞いだ。
そしてダッシュで2人に近付き、脳天にエルボーやら膝蹴りやらを喰らわせてダウンさせた。
(※良い子の皆様は干し肉を投げないでください)
最初のコメントを投稿しよう!