スーパー狗猫大戦

17/31
前へ
/714ページ
次へ
「クチャクチャクチャ…………ゴクン。 さぁて、自身と金的が惜しければその少年を離してもらうよ!」 ようやく強敵(干し肉)との決着が着いたので、改めて決めるとこをビシッと決めた私。 ヤクザ顔2人は突然の私の登場に不穏な影を察したのか、やや警戒している様子だ。 「クソガキが……何モンだ!?」 「強いて言うならデジモン派」 「何だと? どういう意味だ!」 どういう意味でもねぇよ(笑) 「こっちを撹乱させようって魂胆だな、ふざけやがって! おいクソガキ、名を名乗れ!」 「犬飼嶺子……探偵さ」 「何ィ、探偵だと!? しゃしゃってんじゃねぇぞ!!」 だからさっきからネタにマジレスしてくるなと(ry 駄目だこのヤクザ顔……さっきのマッチョ三連星と比べて面白味が微塵も感じられない。 いや、ある種面白いかもだけど。 しかし……困った。 ページ数的にも早めに倒して次に進みたいところだけど、まだあの少年が巻き込まれている。 もし人質に使われでもしたら……少々危ういかもしれない。 さて、どうするべきか……? (※脳内会議中) ────決まった。 「そうだ、京都に行こう!!」 私がそう叫んだ瞬間、ヤクザ顔が2人揃って意表を突かれた表情で呆気に取られている。 「おいクソガキ、何言って──」 「チェストォォォォォッ!!!」 その隙を逃さず、私はポケットに忍ばせておいた切り札(干し肉)をヤクザ顔2人の顔面に投げ付け、視界を塞いだ。 そしてダッシュで2人に近付き、脳天にエルボーやら膝蹴りやらを喰らわせてダウンさせた。 (※良い子の皆様は干し肉を投げないでください)
/714ページ

最初のコメントを投稿しよう!

945人が本棚に入れています
本棚に追加