素直になれなくて

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私は好きだった。 貴方の事が大好きだったよ。 つまらない事でケンカして、 お互い素直になれなくて、 チャンスなんていくらでもあったのに、 「ごめんね」の一言も言えない。 どうしてあの時素直になれなかったんだろう。 どうしてあの時意地を張ってしまったんだろう。 どうして。。。どうして。。。どうして。。。 つまらないプライドの塊の私。 毎日同じ夢を見るよ。 貴方と一緒に笑い合っている夢。 夢の中の貴方はとても楽しそう。 そして、夢が覚めるたびに思うの。 「あぁ、これが現実だったらなぁ。」 教室で会っても目も合わせてくれない。 顔も合わせてくれない。 (もう・・・嫌われちゃったかなぁ。) 私の頭の中には後悔ばかりが渦巻いていく――― 数年後、偶然道端で出逢った貴方。 「久しぶり」って言ってくれた。 その時の笑顔がとても切なくて、 私は思わず、 「ごめんね」と泣きながら言った。 やっと言えた私の“本当の気持ち”
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