コンビニ先の彼

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「び・・・びっくりした・・・。」 目が合った瞬間、吸い込まれるかと思った。 「どーしたの由紀?」 一緒に来ていた理沙と美咲が心配して急いで出てきてくれた。 恥ずかしくて顔が赤くなるが、心配してくれた二人に早瀬くんの事を話したかった。 私の話をちゃんと聞いてくれた二人は、コンビニへとまた戻り早瀬くんの顔を拝んできた。 そして最初に言った一言。 「早瀬くんイケメンだねっ」 「ダッ、ダメだよ!!」 一瞬焦る。 「だーいじょうぶ!好きになんないよ。うちは上田君一筋だもん♪」 「でも由紀が一目惚れって意外だなぁ。」 「私も・・・。一目惚れでこんなに好きになるなんて思わなかった。」 私に気づいて欲しくて、毎日いちごみるくを買いに行ってるなんて。 レジを真剣に打っている早瀬くんが頭の中に出てきた。そして、真っ直ぐに合ったあの瞳も。 ボッ!! また顔が赤くなるのがわかる。 「あたしたちに出来ることがあったら言ってね?」 「ありがとう。」 強い味方ができた。
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