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「うっわ風きっつー」
「じゃあ屋上なんかに誘ってくんなよ」
風がきつい日に屋上なんかに来れば
更に風の影響を受ける、想像できた。
でもだからこそ屋上に連れ出したんだ。
風が強いのに好き好んで屋上に
来る様な奴はきっと居ないだろう。
だったら2人っきりになれる、
そう思ったから。
「なんだよ、着いてきたくせに」
「じゃあ俺は教室に戻る」
「待て待て待て待て!」
冷たく言い放ち背を向けた梗、
俺は必死になって梗の腕を掴む。
梗は溜息をつきしぶしぶ背を翻す。
いつもこうだ。
やっぱり俺は梗にとって迷惑なのかな。
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