Ⅰ‐1
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「ッ……」 シュミットが息を呑んだ。 そしてあからさまに視線をそらし、かすれた口笛で合衆国国歌を吹き始めた。 こいつ…… 「シュミット、頼む、何か知っているなら教えてくれ」 「アー、イイテンキダナー」 「シュミット!」 「……」
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