Ⅰ‐1

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 ・ ・ ・ ! ? 「バカなっ! そんな艦が…」 「あるんですよ。明日進水予定だったことは先にお話しましたが、もう完成しています。 無論、実戦への投入も…」 私は両肘をデスクについて、両手で顔を覆った。 体感温度がぐっと下がった気がした。反して背中を汗が幾筋も伝うのが分かった。 「……増援を急がせろ。 あと10分で到着させるよう命じるんだ。その艦だけは、なんとしても守ってもらわねば… …死守せよ、と言っておこうか」 「は!」
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