2人が本棚に入れています
本棚に追加
・ ・ ・ ! ?
「バカなっ! そんな艦が…」
「あるんですよ。明日進水予定だったことは先にお話しましたが、もう完成しています。
無論、実戦への投入も…」
私は両肘をデスクについて、両手で顔を覆った。
体感温度がぐっと下がった気がした。反して背中を汗が幾筋も伝うのが分かった。
「……増援を急がせろ。
あと10分で到着させるよう命じるんだ。その艦だけは、なんとしても守ってもらわねば…
…死守せよ、と言っておこうか」
「は!」
最初のコメントを投稿しよう!