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あの人は僕に
愚かと言った
易しさだけで
護れる物は
何も無いと
あの人は僕に
役立つと言った
なんの役にもたたぬのなら
盾になれ と
僕はあの人の
盾になった
僕は役立つじゃ
なくなった
でもあの人は怒った
薄れゆく意識の中に
あの人の顔は歪み
最後まで泣いていた
あの人の顔が
僕の脳裏から
消えなかった
僕は一瞬でも
あの人の役に
たてたのかな?
あの人の涙の意味は
僕が消える時と
なにか関係があったのかな
つぎも
あのひとのそばに
うまれたいな
.
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