罪深の森

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『うあぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーぁぁ!!!!!!!!!!!!!!』 気付くと僕は 叫び声を上げていた 『アリス!』 自分の腕に 恐る恐る視線を戻した ……………………………無い? 僕は状況を読み込めず辺りをうつらうつら見回した 闇の色彩に包まれたアンティーク調の室内は 暗黒をあやすようにして 柔らかくも重々とした時計の秒針の音で響き渡っている 見慣れた部屋 ――――僕の『部屋』 耳慣れた音 ―――――僕が造った時計の秒針の『音色』 また ――――――――夢か
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