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目が覚めると、大学の講義中だった。
「………であるからして………。」
退屈だな………。
俺の名前は川井正希。
現在大学三年。
講義終了のチャイムがなり、荷物をまとめていると……
「あの……これ、あなたのですか?」
美しい、女神のような女性が俺のボールペンを持っている。
「あぁ、すみません。そうです。」
「いえ、それでは。」
そう言って向こうへ行こうとした彼女の右腕を、掴んでしまった。
「はい?」
「あ、あの……お礼をさせてください。」
とっさに思いついた言葉がそれだった。
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