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眩しい
そして眠い
いつものように目覚まし時計を壁に投げつけ隣に住んでる奴に朝をお知らせする
三年くらいこれを続けているが目覚まし時計は壊れていない
常に時を刻み続けている
「…学校か」
この部屋は築10年(嘘)のアパートの一室
塗装がはげて錆び付いた階段を上ってすぐの部屋だ
昨日は夜中に帰って直ぐ寝た
別に隣の部屋で遊んでただけだからそのまま泊まっても問題無かったのだが俺は枕が変わると寝れなくなる
「朝飯………何でからし(チューブ)しかねぇんだ?」
昨日一週間分の食料を買ったはずだが…
まあいいや
さっさと着替えないと遅刻してしまう
俺の名前は新名 仁(にいな じん)北村高校に通う高校三年生だ部活は剣道部をやっている
「昨日忘れてったろ」
何の前触れもなく玄関のドアが盛大に開けられた
引いて開けるタイプだし鍵とチェーンは掛けてたのにどうやって開けたのだろうか
この際ドアに靴の痕が残っているのは気にしないでおこう
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