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――――ずんっ――――
学校の目の前で彼は足を止めた。
「間近でみると一段とすげぇな…。ワクワクするぜ…。」
そう言いながら、彼は校門をくぐり抜けた。
校庭には、柄の悪い生徒がたくさんおり、彼の事を揃って睨んでいる。
「おいお前!」
1人の生徒が罵声を浴びせた。
「あ?」
彼は声の方を向く。
「勝手に他校に入っちゃいかんだろー?なあ?」
ひとりの生徒が喧嘩腰でそう言った。
「あっ…。わりい。」
虎鉄は彼に向かって素っ気ない挨拶をした。
虎鉄のその態度は生徒の癪にさわったのか、間もなく1人の生徒は彼を目掛け殴りかかってきた。
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