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虎鉄が席に座ると、数人の生徒が近寄ってきた。
「お前、あんなやつら倒したくらいで調子にのるなよ。」
1人の生徒が虎鉄に言った。
しかし、虎鉄はそんな話には耳も向けず、席を立った。
「待てコラァ!」
そう言って1人の生徒が虎鉄の肩を掴む。
――――ブォン――――
――――ドカッ――――
一瞬のうちに虎鉄はその手を捕り前へ投げた。
「おいおい…。マジかよ…?」
呆れかえった声で虎鉄は呟いた。
「つまんねぇなあ。」
そう言いながら虎鉄は教室を出ようとした時――。
――――ゴカッ――――
「うっ……。」
倒れている生徒の背中に虎鉄ではない誰かの足が振り下ろされた。
「おい!何してんだよお前!?」
虎鉄は戸惑いながらもその男に怒鳴った。
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