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今は、何なんだろう…
羽根は錆びてしまって
行きたいとこもなくて
したいこともなくなって…
いっそ、この羽根が
なくなってしまったら…
錆びて 茶色くなった羽根で
背中が重い。
「いつから、翔んでないっけ」
彼女はボソッと呟いた
翔びたくないと思ってから
羽根は錆び始めた…。
「私の羽根、まだ開くかなぁ…」
彼女の羽根は
錆び特有の金属音を響かせた
羽根は開かなかった…
涙が、彼女のほうをつたった
そして、彼女は大きく叫んだ!
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