もうかれこれ10年前の話。

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母は2階を見ると言い、自分もついて行きましたが、後悔をしました。 2階は不思議な作りで大きな部屋についたてでかろうじて仕切って部屋らしき物を形造っていました。 そして何より、窓が沢山あり南向きなのに、寒い。そして暗い。 黒いもやが部屋中に綿ぼこりの様にいて母にもやは何なのか聞こうとした瞬間、 「家からでるまで喋ってはいけない。悪い物だから。お前について来たがってる。」
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