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~卒業式当日~
「こ-と-り♪」
「なに??恋」
「なに泣いてんだよ~」
「悲しいんだから、しょうがないでしょ」
「俺だって悲しいけど、泣かないよ」
「恋は男の子じゃん」
「まぁな!!」
「あの..。」
「「なに??」」
「日向くんに用事が。」
「中森さんじゃん。違う場所いく??」
「ここでいいです」
「あっそ。じゃあ、言って」
「えっと、私は日向くんが好きです。付き合ってくれませんか??」
「え..。」
恋は、ちらって私の顔を見た。
「あぁ..。うち、邪魔者??どっか行くから気にしないで。」
「え..。」
「ことり!!」
私は走って、体育館に向かった。
「はぁ、告白を見せつけるって、中森さん可笑しいんじゃない!!」
ぼそっと呟いた瞬間に
「ことり!!」
振り向くと恋がいた。
「なに、中森さんは??」
「ふった。好きじゃね~もん」
ちょっと、ホッとした。
「なんで逃げたんだよ」
「別に逃げてないよ。」
「嘘つくな。俺が何年、おまえと一緒にいると思ってんだよ。」
「..4年」
「...」
「返す言葉なくなったんだ♪笑」
「ち..ちげ~よ。」
「図星だ。図星!!」
「うっせ~な」
卒業式の日に、言い合いするの何か、私らしか居ないだろうと思った。
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