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朝目を覚ますと、真っ白い天井が視界に入った。
ここはどこだ?
黒いシーツの布団に包まれてた俺は、重たい頭を持ち上げると辺りを見渡した。
見覚えのない部屋の隅に椅子にもたれ掛かって眠る、見覚えのない男が一人。
黒い髪の毛が太陽の光に反射して、紫色に輝いていた。
俺はベッドから降りその男に近づくと、気配を察知したのか男が顔をあげた。
青い瞳。
光輝くサファイアのような瞳が此方を見つめている。
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