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あれは確か、俺がバイトを終えた帰り道。足早に家路を辿っているときだったか。
いつも素通りする公園の中心にある噴水が、まるでライトアップされているかのように光輝いていた。
それは、この男の瞳のように美しく、青い光を放って。
あまりの美しさに俺は噴水に近づき、水に手を触れた。
その瞬間、水に触れた指先から電流が流れたかのように体が痺れて、そのまま地面に倒れこんだ。
俺の覚えてる記憶はそこまで。
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