第1話『神谷零香』

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西暦(2207)世界は二つの超大国軍に分かれ己の威信と繁栄の為に争いつづけていた。 そう23世紀になっても人類はまだ一つになっていない。 ―日本―経済特区首都東京。裕福に住む、ごく普通の女子高校生、神谷零香は疾風の如く走り出していた。 『やばい!入学して一日で遅刻って!絶対に嫌!』 零香の額には汗が流れる。まだ綺麗な制服と靴と鞄、入学したてで平凡だった、彼女に世界の変革を促す者とはまだ、気付くはずもない。
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