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慌てて校門まで着く事は出来たが、すでに門は閉まっていた。
『ハァハァ…くそ……間に合わなかったか!うん?』
零香の目線の先には、零香の担任の先生の岡田康史先生がにらめつけた表情で零香をじっと見ていた。
『神谷!入学して一日で遅刻とは!やる気があるのか?』
零香は慌てて頭を下げた。
『すみません…つい寝坊してしまって!アハハ』
岡田先生は、冷静ではあるが、怒気を感じさせる声で答えた。
『寝坊だと!笑い事じゃない!起きようという意識がないからそうなる!』
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