悪魔がささやき

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「今回は悪魔ががはじまりね。」 いやな音がきこえた。 あれから田名部は行方不明ということになっていた。 今日からは学校があった。 夏休みがあけたからだ。 友達の近田が話しかけてきた。 「よぉ!!なんか調子悪そうだな… 大丈夫?」 「あぁ」 右手で近田をよけて席にすわる。 「悪魔がいたずら心で撃ち落とす。 左腕をあげるそのときに。」 博はあげまいと強く脇をしめた。 「悪魔が脇から牛乳をだす。」 へぇっ? …しまった腕をあげてしまった。 目の前が真っ白になった。
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