中元奏史

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住んでいるアパートに帰ると、俺は豹変する。 「あー!始まってるじゃん!"魔法少女マジカルねね"!響!ちゃんと録画しといてくれた!?」 「え?そんなこと聞いてないよ?」 「っだー!毎週見てるじゃん!察してよ!ホラ、双子なんだから何かしらテレパシー感じてよ!」 「あー、はいはい。僕が悪かったよ。ごめんね?」 そう、俺は"隠れオタク"というヤツだ。 表には出さないが、かなり重度のオタクっぷり。 ちなみに今話していたのは、双子の兄、響。 色々あって二人暮らしなんだが、理由は… まぁ、後に分かる。
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