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金属がぶつかり合う音が響き渡った。
狙い通り、手榴弾は銃弾により弾かれ、元来た方向へと戻っていく。
そして、爆発音とともに叫び声が響く。
「さっき二人、今ので二人だな」
残りは一人か。それともまだまだ居るのか。
「油断はしてられんな」
足音は格段に減り、音から焦りを感じ取る。
「一人だ」
そう呟いた瞬間に二手に別れて走り出す。
敵はこちらの動きを察知はしていた。しかし、熟練した兵士二人の手にかかれば数十秒だった。
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