東部第3地区

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「手を挙げろ」  突き付けるハンドガンは敵の頭蓋を見据えている。 「銃を投げな。ナイフもだ」  敵は大人しく持っていたライフルを数メートル先へ投げる。同じようにナイフも捨て、また手を挙げる。  腰に巻かれているサブ装備も剥ぎ取る。 「残念だったな」  背後に敵。ライフルが突き付けられる。 「全く、本当に残念だ」  俺は呟いた。  不適に笑う敵。  銃が高らかに笑い声を上げた。
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