戦場

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「まぁ、そう言うなよ。さっさと行くぞ」  今、待機している場所は民間人が使っていた地下室だ。金持ちだったのか、大分広い。そのため、軍の最前線にある防空壕となっている。  階段を昇る。ボロボロになった壁と天井。床は吹き飛んでしまいすぐに地面だ。 「装備確認完了。行けるか」 「ああ。いける」  出撃は必ず二人一組で。装備を確認しあって出口の見張りに声をかけてから行く。 「Living Cell(生きている細胞)、出撃する」 「了解、ちゃんと帰ってこいよ」  このやり取りも何千回やったことか。 「東側から攻めるぞ」 「ああ」 二人はライフルを構え、走り出した。
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