とある、ご褒美

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ある晴れた昼下がり。 たまの休みなのだが、出掛ける宛のない俺は机に向かいゲームを満喫している。…甲高い掃除機の作動音をBGMに。 振り返ればあくせくと床に掃除機をかけていくフェリアがいるわけで 「なぁフェリア、やっぱり俺も手伝うよ」 「大丈夫です! 大和さんはゆっくりしててください」 どうにも気まずいから手伝いを申し出ても、ゆっくりしててくださいの一点張り。 仕方ないから雑巾がけでもしようかと立ち上がってみれば 「あーっ! 駄目です! 大和さんは座っててください!」 …と制止される始末。 いつもは普通に手伝ったりするのだけど、今日は頑なに拒んでくる、俺何かしたっけ? …なにも思い付かない。 仕方なくゲームに興じるのだが、人が動いてるのに自分だけ遊ぶと言うのはどうにも居心地が悪く。 結局フェリアを気にしてしまい大してゲームも進まない。 漫画でも読むか…。
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