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それから俺達は街の中心にある大神木に秘密基地を作った。 大神木はラインよりでかい。 世界を見張るのにちょうどいい高さだ。 「カラ」 俺は隣の少女に話しかけた。 彼女はチョココロネを食べるのに必死だ。 「もうすぐ…もうすぐ終わりがくるよ」 沈みかける夕日を細目で一瞥してから、彼女の肩についた毛玉を取ってあげた。 その日は日常の終わりで、大人の始まりだった。
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