眼醒め

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ジリリリリッ・・・! アサデス!アサデス!アサデス!アサデ バンッ 「うるさっ・・・。」 AM6:50 寒い まだ外は薄暗い 鳥のさえずりがよく聞こえる 隣の家からラジオ体操が聞こえる 多分、あのばあさんだろう こんな真冬の朝早くからよくできるものだ 「毎朝、こんな目覚ましで起こされてもなぁ。気分よく起きれないし。」 先週、東京の大学から帰って来た姉からのプレゼントだ 雑貨屋で買ってきたらしい レトロなロボットの頭が時計になったようなものだ 時刻になると朝を告げてくれる 正直な話、前の目覚ましで十分だった 『あんた、寝起きわるいからこれにしな。こっちは私がつかうから。』 といい、持ってかれてしまった 使わない訳にはいかないから仕方なく使っている 「桐人!。早く降りてきなさい!。ご飯冷めるわよ!。」 母の大きな声が響く 「ふぁ~い。」
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