眼醒め

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眠い眼を擦りながら冷える階段を降り 食卓がある居間に向かう 「おはよう。」 父が温かいコーヒーをすすりながら座っていた 「おはよう。」 無機質に返事を返し 食卓に眼をやると ご飯に味噌汁、卵焼き湯気をあげながらが並んでいた いつもながらきれいに並べられている 「いただきます。」 いつものようにモソモソと朝食を食べる テレビの占いコーナーがちょうどやっていた 〈今日の最下位はうお座のみなさん! ごめんなさい。 やることにやる気がでなくて気が抜けた1日になるでしょう。 でも大丈夫! そんなあなたにはラッキーアイテム! 指輪をつけていると何かいいことがあるかも!〉 女子アナの明るい声でなければやることがなくてもやる気がなくなりそうだった ふとテレビの表示時刻をみると 7:15 バスが出発する時間は30分 かなり時間を使ってしまっていた 「ヤバっ。」 急いで朝食を口に放り込み 食器を片付けると 急いで着替え バス停へと向かった
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