眼醒め

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一見、どこにでもありそうな普通の蔵の様子なのだが 掛け軸のようなものに混じって 小さな箱がちょこんと大きな空間に置いてあったのだ それはまるでパンドラの箱のように異様な雰囲気をかもしだしていた よく見ると箱のまわりには六角形が描いてあり その各角から細い紐のようなものが箱のちょうど上を交差し端が壁にくくりつけられていた 箱には鍵穴こそないものの不思議な鍵がかけられているようだった
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