第一章~始まりの瞬間~

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どうして平然としていられるんだ? 状況をわかって無いのか?!この子は 「さっきから大丈夫って何を根拠に そんな事が言えるんだよ… アンタについて行ってどうなるんだよ!」 「じゃあアナタは何を根拠に 大丈夫じゃないと言えるの? 昨日の事も途切れ途切れ覚えてない 自分自信の名前すら記憶にないアナタと 状況を理解し行動し 今アナタを助けようとしている私とでは どちらの言葉が正しいか それを判断するのはアナタ自信だけど そんな事考えなくても一目瞭然よね」 返す言葉が無かった 確かに彼女の大丈夫には それなりの重みを感じた でも根拠…ただそこに 揺るがない事実が欲しかった 結果彼女を怒らせたかも知れない でも対等な価値のある 信頼できそうな人間をみつけた 彼女を信じてみよう 「今この世界には 通称ドムドと呼ばれる 固定形状を持たない 生命体が存在している ドムドはその領土を拡大しようと 街を手当たり次第に飲み込んでいる そしてアナタが見ていた場所は ドムドが通った後」
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