猫は夢を見る

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-無知- 「ねぇ 好きってなんだっけ?」 君のその言葉に 僕の声は形として表現できなかった。 君のその言葉に 僕は何一つふさわしい言葉を 持っていない事を知ってしまった。 ありふれた言葉なら数知れず覚えているはずなのに。。 僕の知っている言葉全てを君に捧げても 君の心を満たせる事は 僕には出来ないと知った。 例えばどうだろう? 僕が死ぬほど誰かを好きになったのなら 君に伝えられる言葉を覚えられるだろうか。 君に伝わった時 君は笑ってくれるだろうか。 君の心を満たしたいと願ったんだ。。。
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