さりげなく

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知ってしまった現実を、 受け入れることさえ できないほどに。 忘れようと思うたびに 涙が溢れてきた。 屋上で泣いていたとき またあなたと出会った。 あの時のと変わらない 優しさをまた感じてしまった。 今日は日直が一緒だった。 明日早く来て絶対に消すからと さりげなく二人の名前の上に、 あいあい傘をかいた。
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