第1章「あれ~?こんな所に…扉がぁ」

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周りを見渡すと何処か知らない森に居た。 ハイネはしばらく何が起きたのかわからずに居た。 するとそこに髪型がポニーテールの一人の少女がハイネに話し掛けて来た 少女「もしかして…貴方別の世界から来たの?」 ハイネは答えた 「そうだよ…なんでわかったんだい?そしてココは何処なんだ?」 少女は答えた「貴方みたいに別の世界から時々来てしまう人が居るのよ。 そしてココは希望や夢等を見つける世界略して『ユキミ』よ。」   ハイネは混乱した…「ココは別の世界?ユキミってなんだよそれ…元の世界に帰る方法を教えてくれよ!!」 少女はまた答えた 「夢や希望を見つけて人生の目標…みたいなのを見つけないと元の世界には帰れないわ。落ち着きなさい、大丈夫だから…私の名前はノゾミ…ユキミに来る人が元の世界に帰れるように手伝いをしてるわ。ノゾミって呼んでね。貴方の名前は?」 「わかった、とりあえず落ち着くよ。オレの名前はハイネだ…ハイネで構わない」   ハイネはノゾミの家に行く事になった、森は日がさして明るくて温かい、見たところ林檎等が木になっていて食べ物に関してはとりあえず大丈夫そうだ。   森を歩く事1時間ノゾミの家に着いた、ウッドハウスで周りにはノゾミの家以外は見当たらなかった。   「どうぞ、上がって」 「お邪魔しま~す。」 ハイネは恐る恐る足を踏み入れた。ギシギシ音がなり、昔からある家らしく外見ではわからなかったがかなり古くなっていた。 ノゾミはマグカップを二つ出すとコーヒーを入れてくれた。 ハイネは少女の割には渋い飲み物を飲むんだな…と心の中で思った。 「ブラックで我慢してね、砂糖が今無くて」 「あぁ、平気だよ。」 ハイネは一口飲んだ後に改めてノゾミに話を聞いた。 「ノゾミはさっき夢や希望を見つけないと元の世界に帰れないって言ってたけど、何処に行けばいいんだい?それに手伝いって事はこの世界は…ユキミは「その」為にあるって事か?」 「そうよ、いわばユキミは生きる目標を見つける為の世界であって、人生を目標等もなく無駄に過ごしてる人が来る世界ね。」 ノゾミは言葉に刺があるみたいだ。 ハイネは軽くと言うか…図星だったので傷心気味に言った。 「そりゃあ…オレは…家でぐぅたらしてるけどさぁ~こんな世界に来る必要なんか無いっつーの!!!クソババァに頼まれた物を買っただけだし。」 「そうね…でも来てしまったからにはハイネには頑張ってもらうわ」
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