プロローグ

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谷口先生 『おい! 聞いてるのか神崎!』 ユーキ 『――?はい..?』 まったく 間の抜けた返事である。 目が隠れるほど のびた前髪の隙間から 担任をのぞく。 目つきの悪い さらさらヘアーのこの少年は 神崎有希(カンザキユウキ)。 2年前 高校1年の2学期という 中途半端な時期に 転入してきた。
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