まさか召喚したご主人様が〇〇だったとわww

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 なんとか迷わずにコロッセオまで到着しました。  時間ギリギリだったのでコロッセオの控室には、もう今日使い魔召喚をする同期の人が全員揃って談笑をしていました。  因みに同期は私を入れないで5人です。  私はあまり目立たないように隅っこに移動します。  しばらくするとこの部隊の隊長が来て点呼をとり、全員いるのを確認すると皆に言いました。 「今日は使い魔の召喚の日だ。皆少なからず緊張しているだろう。だが国の魔法使いは誰もが通る道だ。  そして召喚するパートナーは自分の魔力に共鳴して魔力の量と相性の良さによって決まる。  だから失敗とかはないから安心して望むように!」  と最後は私たちを安心させるように言った。 「では、行くぞ」  と、隊長は言うと控室から出て、開場へと向かいました。  私たちは開場の真ん中に来ると一連に並び、王様の言葉を待ちます。  観客席には一番豪華な場所に王様を真ん中に王族が、そして他の場所には貴族や他の部隊の隊長、副隊長がいて私たち6人を見ています。  少し経つと王様が立ち上がりました。  王様は恰幅がいい中年オヤジです。それ以上でも以下でもありません  周りを見渡しながらデブ……いえ、王様が言いました。 「今日は一年に一度の使い魔召喚の日である」  遠くにいるのに良く聞こえます。多分魔法を使っているんでしょう。 「そして召喚する使い魔によってその魔法使いの実力を計り、今後の参考にする」  なぜ使い魔を参考にするのかと言うと、この世界には魔力を計る方法が大雑把だからなのです。その方法とは、訓練でどのくらいの魔法を使うと魔力が尽きるかを調べるというモノです。なら使い魔見て決めようという事になったのです。  それと使い魔の種類によって戦闘向きか補助向きかが分かり、今後の訓練内容などが決まります。
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