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まぁ私が何か言ったところで皆カイトを信じると思うので言いませんが。
「次で最後だ。
ジュディア・アルビオール」
そしてついに私の番がきました。
何が出るんでしょう? 出来れば子猫さんみたいな可愛い使い魔がいいです。
あ、でも話しが出来る使い魔も捨て難いですね。
ぼっちな私の話し相手になってくれるような。
小型の使い魔はほとんど言葉が使えませんですし……、う~ん。
あっ! ピクシーなら話せてちっちゃくて可愛いですね! ピクシーがいいです。
さて何が出るんでしょう。
可愛いのじゃなくても話せなくてもいい。私の側にずっといてくれるならなんでもいいです。
私はそう思うと魔法陣の方へと向かいます。
魔法陣の所までくると、右手をナイフで少し切り、血を魔法陣に垂らします。
「我、ジュディア・アルビオール。我の魔力に答え、一生のパートナーよ現れん!」
すると魔法陣は神々しく光ります。
さて…何が出るんでしょう。
光りが止むとそこには……、
『神様急便』と書かれた巨大な箱がありました。
――これが私と彼の出会いでした。
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