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◇◇◇◇
フヒヒwwついに俺の出番だぜぃw
なんかどこかに引っ張られるような感触を感じて、呼び出されたんだなと思っていると、いきなり辺りがピカッと光るのでビックリしたが、第一印象が大事と、態度には出さないんだZE。
そして一声…
「問おう…」
この声はコロッセオ全体に凛と響き渡り、あたりが静かになる。
「貴女が私の受取人か?」
ダンボールの中からこんにちわ。
「「「へ?」」」
――この時きっと会場の気持ちは一つだったんだろう。
(((……なんだこの箱は?)))
そして少しの空白があり、小さな声で返事が返ってきた。
「……私がマスター」
聞こえてきた声は。とても平淡で、張りがなく、感情というものが感じられなかった。
「……あれ? 肝心のマスターが無反応? これって滑った?」
滑ったのなら仕方ない。そう思いニョキッとダンボールから抜け出す。
そして俺を喚んだご主人を見てると……、
そこには小さな少女がいた。
白い肌。サラサラとした黒髪は腰まで真っ直ぐに伸びており、前髪は目元まで長く目を隠しており、暗いイメージを持たせる。そのせいか顔から感情を読み取る事は難しい。
身長は150㎝前半くらいか。体格は……スレンダーだ。前髪の合間から見える感情を感じさせない目、無表情な顔がこちらを向いている。
冷たい眼差しが俺をビクンビクンと興奮させる。……変態じゃないぞ。ビクンビクンしたいから、もっと眺めていたかったが横から邪魔な声が聞こえてきた。
「ん? ん? これは……人型だが種族がわからんな……
天使みたいに羽もなく、獣人みたいに耳やしっぽもない、魔族でも肌の色が違うし……」
とようやく立ち直った教官みたいな人が俺を見て、何やらぶつぶつと言う。困っているようなので、優しい俺は答えを言ってあげた。
「ん? I am human.俺は人間だぞ」
はい。あたりが騒然としましたよww
あちらこちらから「使い魔で人間はありえるのか?」とか、「ランクってどうなるんだ」とか、「ウホッ、イイ男」とか……、最後の幻聴だな……うん。
と思いつつも、ケツを抑える男17歳童貞。
すると服を引っ張られる感覚がするので、そっちを向くとマスターが俺を見上げていた。
「……名前」
そして小さな声で聞いてきた……。
あ、あぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙あ゙!!
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