2252人が本棚に入れています
本棚に追加
「で、お前は人間だと言ったが……なんなんだ？」
とハゲが俺に質問してくる。こいつ、俺が人間って優しく教えてあげたのに、なんなんだとは失礼な。
「俺は……悪魔だァ」
ブロリ〇ですね、わかります。
「……は？さっき人間だと言ったではないか？ どういう意味なんだッ！」
そんなに短気だからハゲるんだよ。まぁ口には出さないが。
ギャーギャー騒ぎ出すハゲを眺めてると、後ろから声が聞こえた。
「僕も人間とか悪魔とか言ってる君が気になるよ。
もし人間だったら使い魔に喚ばれることなんてないハズだし、君は正体を隠しているのかい？」
イケメン(カイト)が俺に向かって喋ってきました。
しかも的外れｗｗ俺は人間ですｗｗｗ
だが俺はオニャノコとのフラグを建てるためにクールキャラを維持。
「さっきも言ったけど僕は君に興味がある。
どうだい？僕と勝負をしないかい？勿論僕は使い魔は使わないよ」
う～ん……いきなりな展開すぎてビックリだぜ。てかお前ホモくさい。
「いいが……、俺は手加減を知らないぞ？」
まぁ、とりあえず挑発してみた。
イケメンは俺の挑発に対して余裕の様子で、
「僕はSランク指定の熾天使を召喚したんだぞ。
もし君が悪魔だとしたらランクはC。Cランクなんかじゃ君は僕に勝てないよ」
おっ？ ちょっとなんかキちゃったよ。
俺は前の世界で柔道をやってたからなのか、勝負事で負けるのが大嫌いなんだよ。
今の発言は俺じゃあ絶対に勝てないって言ってるのかな？ どうなのかな？ 殺されたいのかな？馬鹿なの？ 死ぬの？
「今俺なんかじゃ勝てないって言ったよな……？
俺なんかじゃって？
ぶっ殺してやらァァァアァァァア！！」
すみません。俺が挑発に乗せられました。
もうクールキャラとかどうでもいいわ。
挑発に乗せられたとかもどうでもいいわ。
ブ・ッ・コ・ロ・ス(はぁと
最初のコメントを投稿しよう！