友達がまさかの〇〇だったとわww

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 カチッ――カチッ――カチッ――  時計は既に深夜の3時を指している。  人気(ヒトケ)がほとんどない部屋でこの無機質な音だけが響き渡り、部屋の静寂さに一層拍車をかける。  広さが六畳程の畳の部屋には無造作にマンガ本、いつ脱いだのかもわからないシャツが散乱している。  そんな事には目をくれず、無心にパソコンをいじっているのが今作の主人公である。 「う~~レベル上げレベル上げ~」  今オンラインゲームでレベル上げに躍起になっている彼は県立の高校に通うごく一般的な男の子。  強いて違うところをあげるとすればおと(ry……オタク文化に興味があるってところかナ――  そんなわけで日曜で学校が休みでオンラインゲームでレベル上げに勤しんでいる彼はボスマップにたどり着いた。 「んっ?」  ふと画面をスクロールさせると画面一杯に映し出される巨大なボスが鎮座していた。 「ウホッ! 強そうなボス…」  そんな有り触れた日常を送っている彼の有り触れてない物が……ねぇ?そろそろ尺稼ぎキツイんだけど? 「メタいメタいww……ん?何言ってんだ俺?でもなんでか言わなくちゃいけないような気がしたんだよな。  もしかしてついに俺も邪気眼とか発現させちゃったのかな?」  お~うヤダヤダと、彼はまたボス狩りを再開する。 ◇◇◇◇ ―if―  世界に神様がいたとしよう、その神様は気まぐれでごく一部に恩恵を与えたとしたら――、  もし恩恵を与えられた人はどんな人生を歩む事になるのか――、  神が存在するとして、その恩恵を与えられる可能性は極めて低い。人間だけでも60億人、人間以外も考えるとその数は計り知れない。  そんな砂漠から針を探すような確率に選ばれた少年の物語――。  お疲れ様~。神様~?台本これでいいの?あ、わかりました。ではお先に失礼しますね~。
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